2007年5月30日(水)
いよいよ、旅も後半に突入である。そろそろ、家や仕事のことが気になり始めてきたが、とにかく高知までは行かないといけない。
国道55号を高知方面へ走る。天気予報は午後雨の予報だが、今の所は晴れている。東側と比べて、波は穏やかで、道路沿いに住宅がある。漁港のある港町の中の25番津照寺に到着(7:45)。本堂へは、長い階段を上らなければならない。港を見渡せる高台に有り、海運安全の寺でもあるとの事。

国道に戻ってすぐ、右折して26番を目指す。ゆるい上り坂の山道を上っていく。朝一なので、まだ体力は有るが、次の札所のために温存して無理せず押していく。26番金剛頂寺に到着(8:30)。納経の時に頂く御影(おすがた)を見ると、こちらは西寺、先ほどの25番は東寺と書かれていた。
上ってきた道を下って、55号に戻る。途中、吉良川町の町並みを見るため、寄り道をする。道端の木や花も南国風のものが目立つ。その後、奈半利の町を過ぎる。高知からここまでは鉄道が来ており、比較的大きな町だ。やはり、鉄道は町の発展に大きな要因を与えているということを実感する。
奈半利を越えてしばらく行った所に、27番右折の案内板があるので、それに従う。27番はこの旅最後の難所(のつもりだったが、後にもうひとつ難所が有った)。最初はゆるい上り坂がったが、徐々に急になってくる。「あと○○Km」の看板が多いので、目安にはなった。こんなときに限って太陽が顔を出し、暑さが体力を奪う。やっとのことで27番神峯寺に到着(11:30)。標高差約400mとの事だが、その数字以上に疲れた。山間の崖の間に作られた寺で、手入れが行き届いた山寺といった風情だ。
帰り際に駐車場で自転車遍路の人と会い言葉を交わす。テントで野宿をしながら巡っており、八十八番まで行く予定との事。
アスファルトの道なので、下りは軽快に飛ばす。下りきった所で、今度は別のロードレーサー遍路と出会う。関東から飛行機で徳島まで輪行し、ここまで巡ってきたとのこと。今から上るとのことで、激励しておいた。飛行機で輪行できるとは知らなかった。あらかじめ言っておけば、丁寧に扱ってくれるとのことだ(国内便だけ?)。
本日回る予定の札所はこれで終わりだ。後は宿を目指すのみ。予定より早いので、のんびりと55号を走る。安芸の手前で料理屋に入り、地元名物のじゃこ丼を頂く。安芸はちりめんじゃこが有名との事だが、ご飯の上一面にじゃこがのっているだけで、ちょっと期待はずれだった。味はよかったが。。。
安芸市街に入ると、突然、大雨に降られた。たまらず、公園の屋根つきベンチで雨宿りしたが、なかなか止む気配がないので、レインウェアをフル装備して走り出す。阪神タイガースがキャンプをする球場があったのだが、雨の中見る余裕もなく進む。後で、そんなに急ぐ旅でもないのに、見学しとけばよかったと後悔する(わが家はタイガース・ファン)。
球場を越えてすぐに、「自転車専用道路はこちら」の看板があった。予定にはなかったが、どんな道か試しにそちらを走る。国道の海側を走っている道で、眺めも良く走りやすいので、自転車遍路の方にはお薦めである。夜須町のサイクリングターミナルのあたりまで続く、長い自転車道だった。特に「琴ヶ浜」のあたりは、浜の近くの松原の中を走るので、とても気持ちの良い道だ。歩き遍路の方もこの道を利用していた。但し、車の通る道と違って、小石や木屑などが多いので、ロードバイクではパンクしないように走行に注意する必要がある。
琴ヶ浜のあたりで雨が止んだので、レインウェアを脱いで気持ち良く走り出す。
手結山トンネルを越えると、宿への入り口がある。手結港の方を見ると、道路が垂直に立っている。ありえない光景だが、可動橋らしい。
少し早く着きすぎたので、道の駅やす(ヤシィーパーク)に寄り道して、かつおのたたきなどの海産物のお土産をクール宅急便で家族に送ったりして時間を過ごした。それでも時間が有ったので、先程の可動橋のある手結港に行った。
手結港は歴史のある港で、江戸時代に土佐藩の家老の野中兼山によって、わが国初の本格的「堀り込み港」として完成した。石積みや常夜灯が当時の雰囲気を物語っている。ベンチに座ってボーっと眺めていても飽きない良さがある。
さて、国民宿舎海風荘への入り口まで戻る。宿は丘の上の眺めの良い所に建っているので、なだらかな坂を上っていく。建物自体は古いが、小奇麗で落ち着ける。ここも広い展望風呂があり、満足できた。食事には力を入れているようで、追加料金を払えば、豪華な料理も食べられる。ノーマル料金ではコストの関係で材料費は抑えられているが、味は良く満足できた。
早く寝ようと思ったが、藤原紀香・陣内の結婚披露宴を見てしまい、寝るのが少々遅くなってしまった。
本日の走行距離(76.3Km)


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