5月28日(18番~23番)

2007年5月28日(月)

 朝7時から朝食サービスだったが、通勤ラッシュを避けたいので、7時前に出発することにした。目の充血は昨晩よりは多少マシになっていたが、旅はまだこれからなので心配である。
 今日は黄砂は少ないのか、眉山の稜線が綺麗に見える。快晴だ。

 国道55号と平行して走る県道136号を南下する。朝早いのに既に通勤の車が途切れることなく続いている。

 勝浦川の手前で国道55号と合流して少し走ったところで看板に従って右折する。このあたりは、義経が嵐の中、屋島に向かう途中で上陸した所だそうで、義経の銅像や、上陸の記念碑があった。恩山寺に向かう途中で少し寄り道をして銅像で記念撮影をした。
 再び県道136号に合流してすぐの、丘を登った所の18番恩山寺に到着(8:10)。昨日の疲れが残っているのか、ゆるい登りでもとても疲れてしまう。平日の朝ということもあるのか、参拝者は少なく、2~3人しかいない。落ち着いて参拝をする。

 136号に戻りそのまま南下して立江の町の中にある19番立江寺に到着(8:30)。決して広くはない境内だが、良く手入れの行き届いた寺で、立派な山門や多宝塔がある。気持ちよく参拝できた。

 次の20番へは少し距離がある。県道28->22->16へと進む。途中で薬屋があったので、目薬を買って点した。さて、16号を左折して20番鶴林寺への山道に入る。「歩き」と「自動車」の2つの道があり、両方とも舗装されていたので、「歩き」の方へ進もうとしたら、地元の人が「そちらは階段がある山道なので、自動車道の方が良いですよ」と教えてくれた。後で分かったことだが、「歩き」の道は途中から未舗装の山道になるので、この一言が非常に助けになった。感謝感謝!

 いくら山寺といっても昨日の焼山寺ほどではないだろうと甘く見ていたが、いけどもいけどもワインディングの上り坂が続き、延々自転車を押し続けた。斜度は焼山ほどきつくは無いが、標高はかなり登る。お遍路は甘くないと知らされる。
 やっとのことで20番鶴林寺に到着(10:40)。昨日の疲れも有りへとへとである。山の中の辺境にある寺だが、山門、本堂、三重塔など古い建築物が残されており、境内には太い杉があったりと、苦労して登ってくる価値のある古刹である。山門の仁王像は運慶作とのことだが、知らずに見落としてしまった(残念!)。納経所で標高を聞くと、500数十mとのこと。どうりで上り坂が長かったはずである。

 来た道を下り、途中で県道236号を21番太龍寺方面へ下る。那賀川まで他に出会う車も無く、軽快に下る。良い道だが、一定間隔で排水溝が道を横断しており、ロードバイクなのでブレーキをかけつつパンクを気にしながら下った。那賀川沿いの県道19号に突き当たり右折する。ここも車がほとんど通らない、川沿いの気持ちの良い道だ。途中で地元の親切なロードレーサーと出会い、太龍寺ロープウェイ乗り場までご一緒させてもらう。都会と違って車の少ない気持ちの良い道が多い点は、自転車乗りとしてうらやましい限りだ。

 太龍寺ロープウェイは自転車を乗せてくれるので、片道だけチケット(1300円)を買う。受付のお姉さんが下りのルートへの行き方を親切に地図を見ながら教えてくれた。往復だと2400円と結構な金額がかかるので、得をした気分だ。
 平日ということもありロープウェイは空いていて、自転車でも肩身の狭い思いはしなかったが、土日はどうなんだろうか?今日も風が強い日だったので、真ん中にイス兼用のおもりが乗っていると説明があった。一山超えたさらに向こう側が終着駅で、結構距離が長い。平成になってからできた比較的新しいロープウェイだが、これができる前は、歩き遍路の人は皆歩いて登っていたのだろう。

 ロープウェイを降り、21番太龍寺に到着(12:15)。
 広い境内に杉の巨木と、本堂・大師堂・多宝塔などが点在する名刹である。庭園のように手入れが行き届いてる。
 ゆっくり参拝した後、自転車で下り出す。ところが、下りの道が狭いだけではなく、路面がコンクリートの凸凹道が延々続いており、23Cのタイヤではスピードを出すわけにいかず、時速10Km以下の徐行運転で長い長い下り坂を下っていった。途中、2,3組の歩き遍路の方とすれ違い挨拶をしたが、頭の下がる思いである。

 やっとのことで県道28号との合流地点に到着。このあたりから普通のアスファルトになるので、ホッとする。県道28号を南下すると国道195号に突き当たるので、左折する。このあたりから、しばらくゆるい登りが続く。看板にしたがって右折すると、県道284と合流し、しばらく南下すると22番平等寺に到着した(13:45)。ここは平野の田畑の中にある寺で、山門が立派である。この時間帯は毎日暑さと疲れでダレてしまう。昼飯でも食べながら休憩しようかと思ったが、店がないので、仕方なく走り出す。

 県道35号を東に向かい、県道24号との合流地点を右折して南下する。この交差点付近にローソンがあったので、弁当を買ってテラスで食べる。24号をしばらく走ると国道55号と合流する。ここから高知まで、ひたすら国道55号を走ることになる。しばらく走るとゆるい登り坂が延々続くが、鶴林寺の疲れがあるので、足に応える。後半は長い下りが続き、これでまた、体力が回復する。

 今日最後の札所、23番の薬王寺に到着(15:35)。国道沿いに山門があり、向かいは門前町のように土産物屋や食べ物が並んでいる。これまでの寺の中では一番周りが賑やかである。ここは厄除け寺でもあり、参道の階段が厄坂になっている。

 参拝後、近くの道の駅で休憩した。ここで明日の宿泊の予約をする。室戸岬の民宿を予約した。「明日、空いてますか?」と聞くと、2つ返事で予約できた。この反応の速さに少し不安を覚えたが、まあ一人だし良いかと深く考えず予約した。

 少し早いが、近くにある今日の宿、国民宿舎うみがめ荘に向かう。宿のすぐ向かいに海亀の産卵で有名な大浜海岸がある。
 海亀の産卵は7月頃がピークになるが、昨日までに既に4頭上陸し、内2頭が産卵したとのこと。おとといも産卵があったので、今晩も期待できる。産卵が始まったら放送で教えてくれるとのことである。

 3Fにある大浴場に入ったが、海岸を一望できる大きな風呂で、とても気持ちが良かった。建物自体は古く、食事はまあまあのレベルだが、風呂が良いので満足できた。
 宿に着いて気付いたが、徳島のホテルにN-911と携帯電話の充電に使用しているACアダプター(AC->USB)を忘れてきてしまった。今日は充電できないが、これらの機器が使えないとこの先非常に困るので、明日どこかで買わないといけない。
 今日は予想外の鶴林寺の疲れから、またもや早めの就寝となった。

本日の走行距離(81.2Km)


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